調和を大切にした美しい空間づくり

イタリアのアンティークを紹介する「OVUNQUE(オヴンクエ)」の代表・古澤千恵さん。2000年には、イタリアンレストランのオーナーシェフである夫・一記さんとともにイタリアに渡り、トスカーナ地方で約10年の海外生活を経験。帰国してからは、イタリアと日本を行き来する二拠点生活を送っています。
日本のご自宅を建てた場所は、古都・鎌倉。駅周辺の賑わいから程よく離れた立地は、緑豊かで、とても静かな環境です。
玄関を抜けると、最初にあるのは大空間のLDK。中央にあるのは、1800年代にイタリアでつくられた大きなアンティークテーブルです。そのほかにもイタリアから持ち帰った床材やキッチンタイル、食器などが、美しいインテリアの一部となっています。
さまざまな時代と産地のものが混在しているにもかかわらず、空間全体が不思議なほど美しく調和しています。
「調和は、私のコーディネイトでもっとも大切にしていることです。特に色と質感の合わせが重要です」
床材の石には、どんなアンティークを持ち込んでも「全てを受け止められる懐の深い色」として、ニュートラルなトーンと色を選択。不要と判断したキッチンシンク上の棚は潔く撤去し、冷蔵庫やごみ箱は見えない場所に収納。 さらには“白物家電”も一切置かないようにしているという古澤さん。空間に貫かれているのは、徹底した“引き算”の美意識です。
(右)キッチンの壁タイルや電源のスイッチ盤は、古澤さんがイタリアで購入して持ち帰ったもの。
これらの“現代”の部材は、アンティークと調和するデザインのモノが選ばれています。
(左)お気に入りの食器を収納する棚も、19世紀につくられたアンティーク。
もともと洋服ダンスだったものを、古澤さんがDIYで食器棚にカスタマイズ。棚板も一記さんの自作です。
トスカーナで育んだ、暮らしの哲学
その美意識の根幹をなすのは、10年間のイタリアでの生活経験です。もともと一記さんの料理修行に同行する形でイタリアに渡りましたが、現地でイタリアン・アンティークに魅了されたことで、イタリア語もままならない中、市場に出かけては話を聞き、資料を探し、知識を積み上げていったそうです。
「イタリアの生活は、暮らしの大切さを気づかせてくれる機会にもなりました。私たちが住んでいたトスカーナは、オリーブ畑などの田園が広がる田舎町。そこでは誰もが驚くほどシンプルに暮らしています。食べるものも、チーズやハム、ミルクなど、ごく普通のものばかり。けれど、すごく質の良いものが、当たり前のようにどこでも買えるんです。これが気軽でありながら、とても幸せで豊かですね。ゆったりと流れる時間の中で、一つ一つのことを丁寧に行う暮らしは、今の日本人が忘れかけているものかもしれないと思いました」
古澤さんは、鎌倉とトスカーナにいくつもの共通点を感じると言います。街は小さいけれど歴史があり、自然が身近なこと。そして、時間がゆっくりと流れていること。
「鎌倉なら、トスカーナのような丁寧な暮らしができ、丁寧で質の良い料理を提供したいと考えている夫のレストランも受け入れてもらえるはず。それが鎌倉に自宅を構えた理由です」
イタリアで出会ったGROHEの魅力
キッチンには3つのシンク。「下げた食器を洗う」、「野菜の土を洗う・魚のウロコを取る」、「洗ったモノを一時的に置く」など、用途に応じて使い分け。
友人を招いて複数の作業が同時進行するときも、ゆとりを持って調理できます。
そんな古澤さんが、ご自宅のキッチン水栓として選んだのが、GROHEの「ユーロスタイル」です。
GROHEを知ったきっかけは、イタリアの家で、「ユーロスタイル」が備え付けられていたことでした。その使い心地がどうしても忘れられなかった古澤さん。当時は日本で入手できることをご存じなかったため、イタリアで「ユーロスタイル」を購入し、日本に持ち帰って新築した家に取り付けてもらったそうです。
「ユーロスタイルはアール型で吐水口が高いので、シンク内の作業スペースが広く確保できるんです。水量調節のレバーも使いやすいですね。コントロールしやすくて、思ったとおりの水量でぴたっと止められます。とてもなめらかに動くので、使っていて優雅な気持ちになれます。GROHE以外の水栓では体験できない操作感です。」
※日本国内で販売しているユーロスタイルキッチン水栓とは仕様が異なります。海外で購入されたGROHE製品は、日本では取り付けできないことがあるため、必ず事前にご確認ください。
(右)古澤さんが絶賛する操作感は、GROHE独自のカートリッジ技術「SilkMoveⓇ」によるもの。
内蔵された2枚のセラミックディスクによる絶妙な摩擦感が、シルクのように滑らかな動きと、流量や水温の正確なコントロールを実現します。
(左)吐水口の位置が高いため、シンク内にたっぷりとした作業スペースを確保。
アール型のデザインによって程よい位置に水が落ちることも、古澤さんにとっての使いやすさのポイントになっています。