ショールームで質感と輝きを体感すると、おのずとGROHEに

- GROHE:手掛けられた住宅にはGROHE製品がよく採用されていると伺いました。お客様からリクエストがあるのですか?それとも御社からご提案されるのでしょうか?
- 清水さん:まず、こちらから国産メーカーとGROHEの両方を提案しています。ショールームで実物を見ると、GROHEの水栓を選ばれる方が多いですね。
- 松崎さん:すっきりしたデザインの建物を求められることが多いので、その空間に合うシンプルなデザインの水栓を提案しています。
- GROHE:空間で水栓を主張させるよりも馴染ませたいというお客様の方が多いですか?
- 裕子さん:私たちが提案する際は、水栓はあまり主張せずに周りと馴染んでいる方が良いと思い薦めています。けれども、お客様の好みによって最終的に選ぶものは変わりますね。
(左) 内外が一体化した心地良いバスルームには、GROHEの「スマートコントロールシャワーシステム」を採用
(右)赤坂ショールームでは、さまざまなシャワーシステムを展示している
( 左)トップライトから光が降り注ぐLDK。アイランドキッチンにはゆるやかで優しいフォルムの「ゼドラ」を採用している
(右)裕子さん曰く、「レバー部分丸みを帯びたフォルム線が気に入っている」のだそう
- 松崎さん:ショールームにある3Dプリンターでつくられた水栓は好きな方が多いでしょうね。
- GROHE:ありがとうございます。残念ながら日本では未発売ですが、GROHE lCON 3D(アイコンスリーディー)シリーズは、GROHEのデザインと技術が結集した製品です。最近ではノルウェーにある海底レストラン“Under”に採用されています。
(左)「ATRIO ICON3D」。極細の吐水口には水栓の可能性を広げようというGROHEの思いが反映されている
(右)デザインを最小限に抑え、純粋な形状を強調することで新しい水流を創出した「ALLURE BRILLIANT ICON 3D」
建物の半分が海に沈んだレストラン“Under”。レストランの窓からは季節ごとに変化する海底の景色が望める
- 裕子さん:GROHEのプロダクトデザインは、本国のデザインチームがされているのですか?日本独自のデザインなどもあるのでしょうか?
- GROHE:LIXILグローバルデザインチームが一貫してインハウスにてデザインを行なっています。その中には日本人デザイナーも在籍していて、日本人の好みが反映されているプロダクトもあります。
日本の水まわり空間をより豊かに

- GROHE:今後GROHEに求める機能や製品はありますか?
- 裕子さん:ホース引き出し式の洗面水栓があると嬉しいです。
- GROHE:実は2024年6月に「ユーロスマート」に吐水口引き出しタイプが追加されます。流線形でスタイリッシュなフォルムで、さまざまな空間にお使いいただけます。
(左)吐水口の位置が高く、手洗いや作業の空間が広い「ユーロスマート」に吐水口引き出しタイプが新発売
(右)スマートなフォルムでありながらも吐水口が引き出せることにより、実用性が向上する
- 清水さん:今まで選択肢が少なかったので、それがあるとベストですね。GROHEの水栓は吐水口の質感までこだわりを感じます。
- 松崎さん:あと、水栓だけではなく、他のGROHE製品も見てみたいです。
- 裕子さん:水栓と洗面器はセットで選びたいので、種類が豊富だと良いですね。
- GROHE:貴重なご意見をありがとうございます。今後も魅力的なアイテムを多く導入し、皆さまの水まわり空間がより豊かになるように尽力して参ります。
atelier A5建築設計事務所
清水貞博さん、清水裕子さん、松崎正寿さんの3人で活動している。GOOD DESIGN賞をはじめ、さまざまな賞を受賞。邸宅から複合ビルまで幅広く手がけている。
https://www.a-a5.com/