まずはキッチンの壁のプチリフォームに挑戦!

キッチンの雰囲気を変えてみたいと思ったら、まずは壁のプチリフォームに着手してみましょう。自分でも、今の壁面の上から部分的にブロックを取り付けたり、タイル貼りの壁に変えたりといったリフォームができます。ホームセンターに行くと、簡単に壁紙を変えられるグッズや壁紙の貼り替えに必要なものが販売されています。
壁紙の貼り替えに必要な道具は、カッター、ローラー、ヘラ、ハケ、ステンレスカット定規など。そして、新しく貼るタイル、ブロックに合わせた専用の接着剤が必要です。

準備が整ったら、作業スタート。新しい壁紙を貼る前に古い壁紙をはがします。これはカッターだけでもできる作業で、壁紙の継ぎ目を探してその隙間にカッターの刃を入れ、古い壁紙を浮かしながらはがしていきます。はがし終わったら、壁に段差ができていないか、壁紙が破れてしまうような突起はないかを確認してください。これは新しい壁紙をきれいに仕上げるために必要な作業です。穴が開いている部分には、補修用のパテを入れましょう。壁紙を貼る前に、コンセントスイッチのカバーも外しておきます。

ここまでできたら、いよいよ新しい壁紙を貼ります。壁紙は、あらかじめ糊のついているものを用意すると、より簡単にリフォームできます。壁のサイズにあわせてカットし、曲がらないよう注意しながら貼り付けましょう。タイル貼りにする場合には、一枚一枚貼り付けていく作業が必要になります。根気のいる作業ですが、モザイクタイルを好みのカラーリングで仕上げることもできますし、ブロックタイルで欧米風のキッチンにすることも。DIY用として、シールタイプの壁紙も販売されています。自分でも簡単に貼り付けることができて、タイル風、ブロック風などの壁紙シールもありますので、好みのものを購入して壁リフォームに挑戦してみましょう。

キッチンの棚の取り付けもDIYで!

キッチンの収納が足りないと感じているなら、DIYで棚を取り付けてみませんか? DIYに慣れていない人は、まず小さな棚からチャレンジしてみましょう。電動ドライバーであれば、簡単にネジを締められます。電動ドライバーにはコードレスで充電式のものと、コードのあるタイプのものがあります。コードのあるタイプは充電の必要がないことが利点ですが、コードが絡まってしまったり、コードが届かない場所では利用できなかったりと不便なことも。使う場所や使用目的にあったものを選びましょう。必要な木材は、ホームセンターで調達できます。ノコギリを使うことに自信がない場合は、ホームセンターで木材をカットしてもらいましょう。調味料棚や豆皿を置く棚など小さなものなら、枠組みをつくってその間に板を数枚はさむだけ。誰でも手軽につくることができます。

小さな棚に慣れてきたら、次は少し大きめな棚にチャレンジしてみてください。L字のプレートと板があれば、好みの場所に1枚の板のディスプレイ棚を設置することができます。ディスプレイ棚をいくつかランダムに設置してインテリアを飾ると、まるでカフェのような空間をつくることも。

ツーバイフォー材の両端に取り付けるだけで、好きな場所に柱を設置できるDIY部材もおすすめです。このアイテムを使って棚をつくれば、壁に傷や穴を残せない賃貸住宅でも気にせずリフォームすることができ、持ち家の場合でも、インテリアに飽きたらすぐに取り外せるためとても便利です。
ツーバイフォー(2×4)材とは、木造建築の工法のひとつであるツーバイフォー工法に使われる木材のこと。ここで使われる2と4の数字は、インチのことで、木材のサイズが2インチ×4インチなのでツーバイフォー(2×4)材と呼ばれています。柔らかくて加工しやすく、強度もあり、表面がきれいに研磨されていることが多いので、DIY初心者や女性でも簡単に扱うことができます。ディアウォールとツーバイフォー材はホームセンターで取扱われています。必要な長さに切って販売してくれるお店もあるので、お近くのホームセンターを覗いてみてはいかがでしょう。本格的な棚をつくることもできますよ。お気に入りの食器などをきれいにレイアウトして、素敵な空間づくりにチャレンジしてみましょう。

キッチンカウンターをDIYでつくってみよう

キッチンカウンターも、実は自作でできてしまいます。カラーボックスと天板になる板を購入してつなげると、簡易的なカウンターの完成です。つなげるカラーボックスの数やつなぎ方を変えることで、自由自在に好きな形のカウンターをつくることができます。

例えば、カラーボックス二つを横につなげたものを二つつくり、それを垂直につなげるとL字型のカウンターに。カラーボックスよりも幅のある天板を使うことで、カウンターバーのようなカウンターにもなります。ただし、このような場合は天板の強度が弱くなってしまうため、L字の金具を使ってしっかり補強しておきましょう。食事の際には、板の部分だけに体重をかけすぎないような注意も必要です。カウンターが完成したら、天板にオイルやニスを塗ったり、カラーボックスにリメイクシートを貼り付けたりして好みのテイストに仕上げましょう。有孔ボードを取り付けたり、天然の木材の板を使ったりして個性を出すのもおしゃれです。ほかにも、カラーボックスの横面に板とパーツを取り付けてマガジンラックをつくることもできます。キッチンのテイストにぴったりのインテリアや家具を自分でつくりましょう。

キッチンの水栓(蛇口)をリフォーム

キッチンの雰囲気を変えたいという人にもう一つおすすめなのが、水栓の交換です。デザインにこだわった水栓がたくさん販売されているため、ぜひお気に入りの水栓を見つけてみてください。ただし、水栓の交換は水漏れの危険性もあるため、DIYよりもプロに頼んだほうが確実です。プロに依頼しても大がかりな工事にはならず、交換は数時間から半日ほどで完了します。水栓を取り扱っているメーカーや小さな工事にも対応しているリフォーム業者に相談し、お好みの水栓をキッチンにセットしてみてください。

グローエのキッチン水栓では、モダンなインテリアやミニマルな空間に合わせたいのであれば、「エッセンス」がおすすめです。スマートなスタイルで、空間になじんでくれます。キッチンの主役になるような水栓を探しているのなら、ミンタシリーズがおすすめ。スプレー付の機能性とスタイリッシュなフォルムで洗練されたキッチン空間ができあがります。
水栓にワンランク上の機能性を求めるのなら、電解水素水整水器「グラシア」がぴったり。おいしい水で、料理もより楽しめることでしょう。

キッチンを彩る素敵な水栓に変えて、毎日の生活の質をワンランクアップさせてみてはいかがでしょうか。

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こまめなDIYで理想のインテリアをつくろう

賃貸、分譲などにかかわらず、キッチンはDIYで自分好みの空間に変えることができます。洗練されたおしゃれ空間に一新させることも可能です。自分で行うプチリフォームには時間がかかるかもしれませんが、その分愛着も湧くでしょう。コツコツとリフォームを行い、自分だけのお気に入り空間をつくってみてはいかがでしょうか。

忙しい毎日のなかで負担に感じてしまいがちな家事も、キッチン空間を変えることで気持ちもポジティブに変化していくことでしょう。日々の仕事と家事に追われている人にこそ、休日を利用したキッチンのDIYリフォームをおすすめします。