2021/03/03

トイレスペースを空間として考える。トイレ選びの基準とポイントとは?

近年、トイレをプライベートスペースとして考える方が増えています。
快適に過ごすためには、どのようなトイレを選ぶか、そしてどのような空間作りをしたいかをイメージすることが重要です。

新築のお家でトイレを選ぶとき、トイレをリフォームするときに、どのようなポイントに気をつけて選べばいいのでしょうか。理想のトイレ空間を実現するために必要な、トイレを選ぶ基準やポイント、また、トイレ本体だけでなく、空間を構成するその他アイテムの取り入れ方などについてもご紹介します。

水洗トイレ

目次
  1. トイレを選ぶ前に決めておくこと・確認しておくこと
  2. トイレを選ぶときのポイント
  3. トイレを洗練された空間にするには
  4. トイレはインテリアへ

 

1. トイレを選ぶ前に決めておくこと・確認しておくこと

トイレ空間における快適さを追求するとき、トイレ本体のタイプや機能を知り、自分に合ったものを選ぶこと、そして、トイレ室内の雰囲気や印象をイメージしながら、空間を構成する壁面や床、その他付属設備やインテリアなどのアイテムを選ぶことが大切です。
快適で落ち着ける空間にするために、次のようなことについて確認しておきましょう。

■トイレ空間の広さをチェック

まずは、トイレ室内の面積、幅や奥行きをしっかり把握しておきましょう。
幅や奥行きによって、どのようなタイプのトイレが設置できるのか、窮屈感を感じないような空間にできるかといった点が変わってきます。また、手洗器などが設置可能か、設置可能であればどのようなサイズのものをどこに置けるかについて考えるためにも、広さを把握することが重要です。
トイレ室内において、入室、排泄、手洗い、退室までがスムーズに行えるような動線をイメージすることも大切です。

■何を優先するか決める

トイレ本体については、機種によって一長一短があります。機能性・デザイン・掃除のしやすさ・価格などの項目について、どの面を重視するか優先順位を決めておきましょう。優先順位を決めておくことで、機種選びをスムーズに進めることができます。
この記事でも、トイレにはどういった機能や種類があるか整理してご紹介します。

■どのような空間を目指すかイメージする

トイレ本体だけでなく、トイレ室内をどのような空間にしたいかというイメージも固めておきましょう。
「来客時でも自慢できるトイレ」や「ゆっくり読書できる場所」、「日の入る明るい空間」、「落ち着いた色合いのリラックス空間」など、全体のイメージが大切です。
また、トイレ本体の周辺の、手洗器や、トイレットペーパーホルダー・タオル掛けなどのアクセサリー、インテリアなどのことも考え、調和のとれた快適な空間を目指しましょう。

水洗トイレと洗面所
 

2.トイレを選ぶときのポイント

それでは、まず、トイレ本体の機能や種類などについて、注目すべきポイントをご紹介します。

■排水方式

必ず確認しなければならないのが排水方式です。大きく次の2種類に分けられます。

●床排水方式

●床上排水方式

一般的には、戸建ては床排水、マンションは床上排水であることが多いですが、排水方式によって取り付けられるトイレのタイプが異なりますので必ず確認しましょう。また、リフォームの場合は排水方式だけでなく各排水芯により設置可否がありますので注意が必要です。

■タンクのありなし

タンクありのタイプか、タンクレスのタイプか、トイレのタンクについては悩む方が多い部分です。
トイレに快適性や清潔感、見た目のスタイリッシュさが求められるようになった近年では、タンクレスタイプを選ぶ方が多くなっています。

 
<タンクレスタイプのメリット>
タンクレストイレ

➤空間にゆとりを生む背面にタンクがないためトイレの長さが短く、空間が広くなります。奥行きのないトイレ室内でも、腰をかけたときの圧迫感が軽減できます。

➤スタイリッシュな印象にタンクがないためすっきりした印象になります。また、シャワートイレや暖房などさまざまな機能の付いた便座も一体型になっているものが多く、スタイリッシュなデザインがタンクレスタイプの最も大きな特徴といえます。

➤掃除のしやすさタンクがないことは掃除のしやすさにもつながります。タンク背面や便座との隙間の掃除に苦労することもありません。

➤連続で洗浄可能タンクありタイプの場合、タンク内に水が貯まるまで洗浄できません。タンクレスタイプでは貯水することなく直接水が流れるため、連続で洗浄できます(※各商品の必要水圧を満たすことが必要です)。
 
<タンクありタイプのメリット>
タンクあり水洗トイレ

➤低価格の製品が多い平均的に見ると、タンクありタイプのほうが価格が低い傾向にあります。
➤手洗いが付属しているタンク上に手洗いがついているため、手洗いを別途設置する必要がありません。広さが限られている場合などに有効といえるでしょう。
➤低水圧でも設置可能水道の圧力が低い場合でも、タンクに貯めた水を使うため洗浄力が変わりません。
➤停電時にも水を流せる電気を使わずレバー操作により水を流す構造のため、停電時でも使うことができます。ただし、マンションで貯水タンクからの送水に電気を使っている場合は、タンクレス同様バケツなどで流す必要があります(※タンクレスタイプでも、メーカーにより手動操作が可能な製品もあります)。

■便座の機能

便座の機能もこだわっておきたい部分です。代表的な機能としては、次のようなものがあります。

●温水洗浄機能

●温風乾燥

●便座の暖房

●オート開閉

●脱臭機能

この中で注目度が高いのが脱臭機能です。トイレのにおいはどうしても気になるものなので、その心配が減るのは大きなメリットといえるでしょう。便鉢内に気流を発生させ、循環させることで、においが室内に広がるのを防ぐ機能を持つものもあり、トイレ空間を清潔で快適に保つことができます。

■掃除のしやすさ

水洗トイレの水流

トイレを快適な空間として維持していくためには、トイレをきれいに保つことも大切。このカギを握るのが掃除のしやすさです。代表的な機能として次のような機能が挙げられます。

➤水アカや汚れがつかない特別なセラミックが使われている

➤着座した際に一度水を流し汚れがつきにくくする

➤水面の泡が飛沫を防ぎにおいも閉じ込める

➤水流の工夫で高い洗浄力を持ち節水効果も大きい

このように、「汚れてから掃除する」のではなく「汚れにくい」機能を備えたトイレを選ぶことが、快適で清潔な空間を維持するための近道です。
 

3.トイレを洗練された空間にするには

ここまではトイレ本体の選び方についてご紹介してきました。次に、落ち着いてくつろげるスペース作りのためのポイントやコツについてご紹介します。

快適で洗練されたトイレ空間にするには、次のようなポイントを行うことをおすすめします。

■メインカラーと差し色を決める

トイレスペース全体の印象を決めるメインカラーと、空間を引き締めるアクセントカラーを決めることで、トイレをひとつの個室として印象づけることができます。
シンプルでナチュラルな印象の白やオフホワイトは依然として人気ですが、最近の傾向によると、トイレ本体はオフホワイトやアイボリーのような暖かみのある色ではなく、真っ白を選ぶ方が増えています。以前は、汚れの目立ちを気にされる方もいましたが、近年、便器本体や便座そのものの機能が向上し、付着しやすい汚れの予防が可能になり汚れ目立ちが解消されたことが、真っ白を選ぶ理由につながっているようです。
トイレ本体をホワイトトーンにすると、壁や床、さらにトイレットペーパーホルダーや手洗器などの付属器具や、カーペットなどのファブリック、ちょっとしたグリーンなどのインテリアアイテムなど、マッチしやすいカラーの幅が広がります。
例えば黒やグレーを合わせモノトーンでシックな雰囲気にしたり、ライトグリーンなど合わせ爽やかで清潔感のある印象にするなど、さまざまなバリエーションの空間作りが可能となります。

■手洗器の設置について検討する

近年、タンクレストイレを選ぶ人が増えていることから、手洗器・手洗水栓を設置するケースも増えています。手洗器には、オーバーカウンター型やベッセル型、陶器製や樹脂製などさまざまなタイプがあります。手洗器・手洗水栓もトイレ空間の雰囲気を変えるひとつのアイテムとなるので、使い勝手はもとより、空間全体のイメージを想像しながら選ぶとよいでしょう。

■アクセサリーアイテムの統一感を考える

よりリラックスできるスペースにするためにタオルリングやトイレットペーパーホルダー、ダストボックスなどのアクセサリーにも統一感を持たせ、落ち着きのある空間に仕上がるよう計画を立てましょう。

■隠れ収納をつくる

掃除用品や予備のトイレットペーパーなど、トイレ関連のアイテムは何かと多いものですが、それらが目につく場所にあるとトイレ空間の清潔感や調和を損ねてしまいます。
空間の一部として違和感のない隠れ収納が人気なのも、こういった理由からです。目立たず自然で、一見どこにあるかわからないような収納をつくることで、空間のデザインと利便性を両立させることができます。

おしゃれなトイレ空間
 

4.トイレはインテリアへ

トイレを選ぶ際のポイントや注意点、トイレ空間のデザインについてご紹介しました。
トイレ本体のサイズや機能、カラーとともに、トイレ空間を構成するアクセサリー機器やファブリック、インテリアなども含めてイメージし、理想のトイレ空間をを実現しましょう。
快適なプライベート空間としてのトイレにするために、ぜひ今回ご紹介したポイントをご参考にしてみてください。

キーワード一覧

この記事をシェアする

PAGE
TOP